ブラシレビュー

全部出してみるとなんともウチには沢山のブラシがあった。見事である。
しかし、まだ気になっていてそのうち買ってしまいそうなモデルも2、3ある。困ったものである。

今、一番使っている。。。VicFirth livewire


多分、ジョジョ メイヤーモデル?だと思う。
とにかく硬い。ワイヤーの先が小さな球状になっていて、タップした時のボリュームがあり音質も固め。ロックでの使用が想定されている気がする。

追記・・・先が球状になっている影響か、ワイヤーは硬いのにリバンドはしにくい。


Ludwig L194・・・だと思う

これ何年もケースで眠っていた。
とにかく柔らかい。ボリュームも小さめ。
人気のあるブラシではあるが、今の自分には柔らかすぎる。
昔はラデックっていうだけで、自分の中では正義だった・・・他のものを買う気も起きなかった。
まあ、ほぼブラシを使うこともできない下手くそでもあった。


VicFirth WB


livewireよりは柔らかいが、かなり硬めではある。
白い持ち手部分が硬質プラスティック?なのか、長く使うと豆ができ痛くなる。
重量もほかより重く感じる。タップのトレーニングには向いていると思う。

あまりに硬く薬指に豆ができるので、Pearlのグリップテープを巻いてみたが、重くなり扱いづらく感じたので今はも外している。


Regal tip ジェフ ハミルトンモデル(596R)


ジャズドラマーの引田裕路さんから教えていただき、使ってみたら目からウロコだった。
ワイヤーは太くけっこうな硬さがある。
きっと、ブラシを始めた当初の自分では硬すぎて扱えなかったと思うが、歳を重ねるについて硬めのものも好きになっていたので、届いた時にはとても新鮮だった。
音の特徴としてはなんと言っても音量が大きい。これを使うまではPearlの722Eがメインのブラシになっていたが、比較すると音量大きく、ワイヤーが太い分音質はやや荒めに感じた。
腰が強いので、リバウンドも拾いやすくダブルストロークも上手にできる。


このブラシで硬めのものに目覚めた。それまではナヨナヨしたものしか使えなかったが。このブラシのリバウンドの拾いやすさを知ってからは柔らかいモデルが使えなくなってしまった。
今の自分のブラシの中では、live wire → WB → ジェフ ハミルトンの順番で柔らかくなる。
全く重量を感じないくらいに軽い。
今は手に入らないのが残念でならない。



FLIX クラシック(ナイロン)

これ、その昔・・・もう20年近く前に、大阪ACTでこうた。
柔らかくて、擦りやすいからブラシ始めた当初はこれしか使わなかった。
しかし、よくも傷まずにあるもんだな

カホン(濱崎商会)の打面にヤスリをかけ滑らないように加工して、このクラッシックでスゥィープしていた。
小さいお店でのピアノとのデュオ(PAなしの状態)には音量的にちょうど良かった。


Vater リトル・モンスター


手持ちのブラシスティックの中では、明らかに他とは異質なものである。
これはよくできていると思う。
ヤワヤワのワイヤー部を太くまとめているので、これでカホンを叩くといい塩梅のローが出る。
ダブルストロークやるにはそれなりに鍛錬が必要。
スネアを叩いても中低域の成分が多い音がするので、狭い室内でのアコーステック的なシチュエーションでは必ず持ち込む楽器のひとつ。
耐久性もいい方だと思う。


FTL [FLIX Tips / Orange (Light) ]

赤、青、黄色の3色を持っている。
3色とも元々は通常のステックのように先端にはチップが付いていたが、それにより3本とも極めて硬質で同じ音しかしなかったので切り取ってしまった。
この赤は中でも一本のワイヤが一番太くボリュームが出る。
ブラシステックの役割として生楽器の中での演奏で使用するイメージが強いと思うが、これは決して消音のためというものではない。音はそんなに小さくはないのである。いったいなんのためにあるのか・・・


FTM [FLIX Tips / Blue (Medium) ]

Flix 青(モデル名不明)
これは赤よりはワイヤーが細く、本数も若干多い。やはり元々はチップがついていた。
赤よりはアコに向いている気がする。しかし、音は硬めなのであまり繊細な感じはしない。
日本家屋の中での生ドラムの練習でよく使う。
赤も青も音が硬いので、カホンの演奏には向いていないように思う。



Flix 黄色(モデル名不明)

青、赤に比べると一番1本が太く本数が極めて少ない。
意外に音量があり、やはり音はかなり硬質でアタックもよく出る。故にこれもカホンでは使えない気がする。
明らかにロックでしか使えない?これも家の中での練習でよく使う。

Regaltip BLASTICK WOODHANDLE

これももう30年近く前に購入したものだ。おそらく自分のドラム人生で最初に購入したブラシステックだったと記憶している。
ワイヤー部はファイバー製でグリップは木製。ファイバーはもうボロボロ。
数多くのアコーステック現場で使ってきた。
これは、ファイバーが柔らかく出音がとても優しくアタック弱めで静かな楽曲でもとても使いやすい。しかし、アタックが弱いので、ハイハットが聞こえないと言われることも多い。
先がボロボロになったが捨てることができない。
本当によく使ったので、メーカー名やモデル名がすべてすり減って消えてしまった。


Regaltip CLEAR PLASTIC

Regaltip ClearPlastic Ed Thigpenモデル

このブラシもよくできている。ファイバー製のブラシ部は柔らかくとても優しい柔らかい出音である。
上の木製グリップのものとコイツは、ピアノとのデュオでカホンを叩く際によくこれを使った。
よく覚えていないけど、どうだろうこれももう25年以上前に購入したような気がする。


YAMAHA BR350・・・たぶんそう


昨年か?押入れを整理していて出てきた。
おそらくは自分が少年時代に手に入れたと思うが、どこでいくらで買ったのかもなにも覚えていない。
ワイヤーがとにかく柔らかく、短く、広がりもほとんどないので非常に叩きづらい。故にほとんど使ったことないし、今後もおそらくは使うことはないと思う。しかし、どうして日本製のブラシってヤワヤワのものばかりなんだろ。


Pearl 722E(固定式)

まだブラシでスィープもなにもまともにできなかったころ、とにかくこのブラシが硬く感じ、使いづらいな~と思っていた。そのころFLIXの赤いナイロンに出会い、柔らかさに感動してこれはほとんど手にしなくなった。
少し経って、手の力が抜けて少しだけスィープができるようになったころ、また使ってみたらなんと硬さがちょうどいいな・・・と思うようになった。このころにリムを使ったロールの練習をよくやっていて、ワイヤー根本部分の塗装が剥がれた。人間って時とともに感覚がどんどん変化するんだなと自分でも驚いた。
そして、またまた時を経て、今度はREGALチップのジェフ ハミルトンモデルに出会い、硬めのブラシのバウンドのコントロールのし易さに気づくと、またまたこのPearlは柔らか過ぎて使いづらいな~と思い始めた。これってレビューになっていないのか・・・困ったものである。
このサイトを作るにあたって、ずっとしまっていたこのブラシ出してみた。
今持ってみると、いやいややっぱりこれは使えるな~と思うのであった。
自分の技術も1ミリずつでも上がってきたのかな・・・きっとそうだ。そうに決まっている。
やはり前向きに生きるべきである。


Pearl722C(押し出し式)

これは、昔ポンタ先生が使われているのを見て即購入したが、短く中途半端な硬さで自分には全くもって使いづらいものだった。ステック用のグリップテープを巻くと多少は感覚が変わるのではないかと巻いてみたが、なんにも変わらんかった。
しかし、PearlもYAMAHAも国産メーカーのブラシは、ワイヤーが弱くすぐ曲がってしまうしとても扱いにくい

・・・と自分は思うのだが、これも完全に主観でしかないので、参考にはしないで欲しい。


LP-CCL(ナイロンブラシ)

このブラシは、FLIX クラッシックやREGALチップのブラシスティック、リトルモンスターとともに、ピアノとのデュオの現場でカホンを叩くのによく使った。FLIXクラッシックよりは多少硬めで音量と音のツブが大きい・・・と音質が大きく違う2本故に、とてもわかり易い使い分けができた。

このブラシも久しぶりに出してみると、スィープ、タップともに扱いやすいなと思えた。

ただ、これはあくまでも感覚的なものであるが、やはりロックっぽいリズムを柔らかく表現することに向いている感じは強い


プレイウッド WBR-71

とにかく価格は安い。。。いくらか忘れたけど・・・しかし、作りはしっかりしている。
重量が少しばかり重い。グリップの質感はいいし、擦ってもショットしても悪くない。
腰がないので、リバウンドは拾いにくいが、ダブルストロークの鍛錬には向いているように思う。

最近はブラシ系のお道具はとにかく手に入りにくく、しかも価格がかなり高騰している。そんな中プレイウッドの製品は比較的手に入りやすくてしかも低価格なものが多いのでお試しで買ってみる・・・がしやすいかも。